2024.08.08 07:12
トラベル
司法書士という職業、主に知的労働である。睡眠不足、弱視は職業病、不養生も職業病だ。相談に来られる人々よりも精神的にダメージを被っている。しかも始終勉強漬けの毎日である。ただいま労働法の勉強に浸っているのだが、フランス語で労働はトラベイル、英語のトラベルとほぼ一緒、つまり旅行。もとは骨折りということだそうです。ラテン語までさかのぼると三本の長杭を真ん中で束ねて広げた形の拷問鉄具トリパリウムで、これに人や動物の四肢や首根っこををつなげて動けなくするというものだそうだ。キリストの十字架みたいなもんですね。労働は苦痛だから、ま、昔からそんなもんだそうです。こんなクソしんどい生活の中で知識を蓄え、相談に来られる人々を専門知識で救う、専門知識でなければまったく役立たない。そんな修道女のような仕事だな。いい仕事なんかな、後戻りできないくらいに年をとってしまったのでまさに後の祭りである。